親子AIラボ / AIを学ぶ / 主要AIサービス 27

主要AIサービスGUIDE 27約9分

Geminiとは?
Googleの中で動くAI。

Geminiは、Googleが提供するAIです。単体のチャットとしても使えますが、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・ドライブの中から呼び出せることが最大の特徴で、すでにGoogleを使っている人ほど効果が出やすいサービスです。

30秒で結論

Geminiの価値は「連携」にある。Gmailの返信下書き、ドライブ内の資料検索、スプレッドシートの整形まで、いま使っている画面の中で完結するのが強みです。Google Workspaceを使っている職場なら最有力の候補になります。

MAIMAI編集部は、親子AIラボ内の学習・編集・検証ブランドです。

この記事の内容は2026年9月18日に各サービスの公式ページで確認した情報をもとにしています。生成AIのプラン・モデル名・上限は数か月単位で変わります。金額は税込/税別の扱いや為替で変動するため、目安としてお読みください。

01 / OVERVIEW

チャットであり、Googleの機能でもある。

Geminiという名前は、モデルの名前としてもアプリの名前としても使われます。最初に混乱しやすいところなので、3つに分けて整理しておきます。

Geminiアプリgemini.google.com やスマホアプリで使う、ChatGPTのようなチャット画面。
Workspace内のGeminiGmail、ドキュメント、スプレッドシートなどのサイドパネルから呼び出す機能。
Gemini API開発者が自分のアプリに組み込むための入口。Google AI StudioやVertex AIから使う。
まず触るなら、アプリから

Googleアカウントでログインするだけで、無料のまま使い始められます。カード登録は不要です。

02 / MODELS

Proが「考える」、Flashが「速い」。

Geminiのモデルは、大きく2系統に分かれます。

系統性格使いどころ
Pro系推論に強い主力モデル。長い文脈を扱える資料の読解、分析、複雑な作業
Flash系高速・低コスト。日常の受け答え向き短い質問、大量処理、アプリ組み込み

これに加えて、用途特化のモデルが揃っているのがGoogleの特徴です。画像生成、動画生成、音楽生成、そして深く考えさせるモードが、同じ契約の中に入っています。

無料版は「文脈の長さ」で差がつく

2026年9月時点では、無料プランで一度に扱える文脈は有料プランより大幅に小さく設定されています。長い資料を丸ごと読ませたい場合は、有料プランが前提になります。

03 / PRICING

円建てで、4段階。

プラン月額の目安主な中身向いている人
無料0円チャット、画像生成、音声対話を一定量まで。文脈の長さに制限。まず試す
Google AI Plus700円台利用枠が無料の約2倍。動画生成のクレジット、ストレージ増量。安く枠を増やしたい
Google AI Pro2,900円前後主力モデルをフルに。長い文脈、Deep Researchの拡大、ストレージ大幅増。毎日使う(標準)
Google AI Ultra1万円台〜3万円台最上位モードと大量のクレジット。利用量で2段階。動画や開発で大量に回す

法人はWorkspaceのプランで考える

会社でGoogle Workspaceを契約している場合、Geminiの機能は各プランに組み込まれている形で提供されます。個人向けのPlus・Pro・Ultraは個人アカウント専用で、管理者権限やアクセスログといった法人に必要な機能がありません。業務で使うなら、個人課金ではなくWorkspace側の契約を確認してください。

プラン名が紛らわしい

過去のプラン名変更の影響で、同じ「Google AI Plus」という表示でも金額とストレージ容量が違うケースが報告されています。申し込み画面で、金額と容量の両方を確認してから進めてください。

04 / WORKSPACE

いちばんの価値は、他のGoogleサービスの中。

GMAIL

Gmail

受信メールの要約、返信の下書き、長いスレッドの整理。文面を書く時間が減る。

DOCS

ドキュメント

下書き生成、言い回しの調整、章立ての提案。書きかけの文書に対して使える。

SHEETS

スプレッドシート

表の整形、数式の作成、分類の自動化。式は必ず自分で検算する。

DRIVE

ドライブ

保存してある資料を横断して探し、内容を要約させる。

MEET

Meet

会議の文字起こしと要点整理。参加できなかった会議の把握に。

NOTEBOOKLM

NotebookLM

自分が渡した資料だけを根拠に答えるノート。出典が資料内に限定されるのが強み。

とくにNotebookLMは、一般的なチャットAIとは考え方が違います。Web全体ではなく「自分がアップロードした資料の中だけ」で答えるため、社内資料や教科書を扱うときに間違いが減ります。学習用途では非常に相性が良い機能です。

05 / CREATIVE

つくる機能が、契約に含まれている。

  • 画像生成:指示から画像を作り、部分的な修正もできます。日本語の指示でも扱いやすい部類です。
  • 動画生成:短い動画を生成できます。プランごとにクレジット制で、上位プランほど多く作れます。
  • 音楽生成:雰囲気を指定して曲を生成する機能も用意されています。
  • 音声での対話:話しかけて会話する形式に対応しています。移動中の下調べなどに向きます。
生成物には識別の仕組みが入る

Googleの生成物には、AIが作ったことを示す情報が埋め込まれます。表示される透かしの有無を切り替えられる場合でも、埋め込み型の情報は残ります。商用利用の可否とあわせて、公開前に規約を確認してください。

06 / STRENGTHS

すでにGoogleを使っているほど、効く。

  • 移動の手間がない:資料をコピーして別サービスに貼る作業がなくなります。地味ですが効果が大きい部分です。
  • 情報の量:Web検索と結びついた回答が得やすく、最新情報に触れやすい設計です。
  • 用途の広さ:文章、画像、動画、音楽、資料ノートまで1つの契約に含まれます。
  • 価格の入口が低い:円建ての安価なプランがあり、為替で請求額が動きにくいのも実務では利点です。
07 / LIMITS

注意しておきたいところ。

  • プラン構成の変化が速い:名称変更と再編が繰り返されており、古い記事の情報が当てにならないことがあります。
  • 無料版の制限:扱える文脈が短く、長文の仕事には向きません。
  • 間違いは起きる:検索と組み合わせても、要約の段階で誤りが混ざることがあります。出典を開いて確認します。
  • 個人プランと法人利用の混同:個人課金のまま業務利用を続けると、統制面で問題になります。
08 / GET STARTED

チャットより先に、Gmailで試す。

  1. Googleアカウントでログインし、Geminiアプリを開いて1つ質問してみる。
  2. 次にGmailを開き、長いスレッドを1つ選んで要約させる。ここで効果を判断します。
  3. NotebookLMに手元の資料を3つ入れて、質問してみる。Web検索との違いを体感できます。
  4. 無料の枠で止まる頻度を確認し、必要ならPlusかProを検討する。
  5. 職場で使う場合は、個人課金の前に管理者へWorkspaceの契約内容を確認する。
09 / SAFETY

会社のデータを扱う前に。

01

アカウントの種類:個人アカウントと会社アカウントで、データの扱いと管理機能がまったく違います。

02

連携の範囲:ドライブやメールに接続すると、AIが読める範囲が広がります。何に接続しているか把握しておきます。

03

生成物の権利:画像・動画・音楽は、商用利用の条件がプランやモデルで異なります。公開前に確認します。

10 / SOURCES

確認に使った公式ページ。

このページを書くにあたって参照した一次情報です。数字が本文と違っていたら、公式ページの表示が正です。